例会 第1271回 令和6年 9月5日

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移動例会 国分寺台商店街よりみてぃによりっじ設置

会長挨拶

こんにちは、皆さん。今日はここに多くの方が集まってくださり、本当に感謝しています。今年は地区補助金事業を実施することになり、今日がその第1回目です。この事業は全3回で行われる予定ですので、今日お話しする内容を皆さんにしっかりと理解していただき、次回以降もご協力をお願いしたいと思います。

昨日、事業の全体像が少し掴みづらいかもしれないと感じたため、事業の詳細をメールでお送りしました。その内容を踏まえて、今日の話が進むことになります。また、最新の情報をLINEで共有していますので、まだ見れていない方は他の方の協力を得てご確認ください。今日は食事も用意してありますので、様々な意図を含めてお楽しみください。

会場の提供や、アンカーの職員さん、スタッフさんのご協力に感謝しています。皆さんの準備と協力のおかげで、今日この機会を迎えることができました。

ちなみに、今日から9月が始まります。これは偶然ですが、9月は基礎的教育と識字率向上のための特別な月間になっています。これを契機に、学習支援事業を一緒に推進していきたいと思います。本日はどうぞよろしくお願いします。ト・びじ

卓話:

こんにちは、皆さん。私は学童保育アンカーの松島と申します。1年前、初めてお会いした時は、こんな機会に呼んでいただけるとは思っておらず、そのご縁に心から感謝しております。その時は非常に緊張しておりましたが、テーブルで声をかけてくださったり、安心して話せるよう励ましてくださったり、知り合いの顔を見ることができたりと、温かい空気の中でお話をさせていただきました。

今日は特に、こちらまで足を運んでくださったことに深く感謝しています。私たちは、特定非営利活動法人として学童保育や学習生活支援事業、さらには生活困窮家庭の支援事業を行っております。現場での経験から、私たちだけの力では限界があることを感じています。しかし、私たちができることの一つに、これらの経験を外の世界に伝えることがあります。

本日はそうした意見交換の場としてご利用いただければ幸いです。スタッフは高校生から76歳までと幅広くおりますので、食事の席や見学の際に様々な質問をしていただけると嬉しいです。また、困っている人々の声をどう伝えるかという点について、私たちの保護者の方々にインタビューを行い、その様子を今から10分間、皆さんにお聞きいただく予定です。心理的な負担を考え、スタッフが常にサポートしていますので、今回のインタビューも保護者の生の声をお届けします。どうぞ、ご協力のほどよろしくお願いします。

アンカーに通うお母さんの声

こんにちは、1ヶ月頑張って働いたのに、自分のためのものは何も買えない状況です。化粧水や必要最低限の下着の購入さえ後回しになっています。一度買ったら数年は使わなければならないほど、財政的に厳しいです。

子どもたちの学校で使う文房具などは、100円ショップで買うこともできますが、子どもが欲しいキャラクターグッズはすぐに費用が跳ね上がります。それでも子どもの願いを叶えたいと思って、必要なところを削っています。

化粧をしなくなったり、食事も最小限に抑えたりしています。たとえば、主食中心で、牛乳だけを追加する程度です。もっと多様な食事を作りたいですが、材料が必要で、それがまた経済的に負担になります。

野菜などは地元の農家から安く手に入れたりしていますが、それでも日々の食材費は重くのしかかります。カレーを作る基本的な材料も、今は手に入れるのが難しくなっています。

また、子ども食堂やフードバンクに行ったことがあるのですが、それを受けることに罪悪感を感じることもあります。支援は本当に必要な人に行くべきだと思う一方で、自分もそれが必要な状況です。


学童アンカー松島さんからお母さんの声

正直なところ、インタビュー前は、一人親の家庭が困っているだろうとは思っていましたが、実際に2時間半話を聞いてみて、予想以上に困難な状況にあることがわかりました。これはこの動画とは別の話ですが、とても印象に残っています。

私自身は両親がそろっていて、欲しいものがあれば週末に家族で買い物に行くなど、比較的自由に経験できる環境に育ちました。例えば、女の子が新しいお弁当箱が欲しいと言ったときに、すぐにでも買いに行けると思っていました。しかし、あるお母さんは、必要なお弁当箱を手に入れるために1年もかけて、自分の大事なものを売りながらポイントを貯めていました。その方は、若い頃から大切にしていたアーティストのレコードまで売ることになったのです。

私たちが感じたショックは大きく、こんなにも近くで困っている人がいることに気づかなかった自分に驚きました。この学童を立ち上げたのも、以前別の学童で働いていた際に、制度上利用できない家庭があることに心を痛めたからです。10年前は特に、生活困窮家庭の支援については考えてもいませんでしたが、ある家庭のお父さんが働けなくなったことで、一家の生計を支えることが必要になりました。

何かを始めることの大変さは理解していますが、皆さんのサポートによって冷蔵庫を設置できた今、私にとっては奇跡のような出来事であり、この活動を今後も大切にしていきたいと思っています。SDGsの文脈でフードロスを防ぐ方法や、困っている方々へのサポートをもっと広げていくことが、この町にとっての一歩になると信じています。

今日は皆さんにカレーを用意しましたが、意図的にジャガイモを抜いています。これは、ジャガイモが手に入らない家庭の現実を共有するためです。ただし、味付けは工夫しており、美味しいカレーをご提供できると思います。

このカレーを通じて、今後も皆さんの支援を得ながら、地域の子供たちがもう少し楽に生きられるよう努力していきたいと思います。今後ともご協力をお願いします。


このように、インタビューの内容を要約し、彼女が直面している課題と取り組みに焦点を当てました。

出席報告

会員総数 出席 出席率 
34名 25名75.53%

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