パリに留学中の岡山さんのレポート

みなさん、初めまして。2020-2021年度ロータリーグローバル奨学生の岡山夏生と申します。現在、パリ政治学院修士課程のHuman Rights and Humanitarian Actionに在籍をしております。学士課程では東海大学教養学部国際学科に在籍をし、在学中は国内やアメリカで難民支援の長期のインターンシップを行ったり、いくつかの移民・難民に関する学生会議に参加をしたりしました。

私は幼い頃からドキュメンタリーを見ることが好きで、日々の日常を通して世界における様々な社会問題を知る機会が多くありました。そのため、幼いながらも、ドキュメンタリーを見るたびに、なぜ私は幸せで、たくさんの将来の夢をみれるのに、違う国に住む人たちは違うのだろうと漠然と考えていました。幼い頃のこの思いはまだ続いており、現在も常に私の原動力には他人の幸せを自分の幸せと同じように大切に守りたいという強い気持ちがあります。ロータリークラブが第一標語として「超我の奉仕」を掲げており、お世話になっている大学の先生にロータリークラブの奨学生制度について紹介していただき、ロータリークラブの活動や精神について知った際はとても嬉しかったのを覚えています。大学院を進学する上で、金銭的な支援を受けることはもちろん重要でしたが、それ以上に同じような活動精神を持つ団体から支援をしていただけることに対してとても意義を感じました。

ロータリーグローバル奨学金では1)平和と紛争予防/紛争解決、2)疾病予防と治療、3)水と衛生、4)母子の健康、5)基本的教育と識字率向上、6)経済と地域社会の発展の6つの重点分野のいずれかに該当する分野を専攻することが条件となっています。私は平和と紛争予防/紛争解決の分野を選択し、応募をする際には三つの小論文を提出しました。小論文やその後の面接は、主に私のこれまで行ってきた活動やこれからの目標を聞かれました。奨学金の審査では緊張しましたが、それ以上に海老名欅ロータリークラブの方々や国際ロータリー第2780地区の方々と難民について一緒に話せること、将来一緒に活動できることを想像して、心はとても弾んでいました。

その後、無事にグローバル奨学生に合格させていただき、ロータリークラブのご支援のおかげで、私は大学院での勉学に全力を注ぐことができています。大学院では、国際人権法・国際人道法、移民・難民に関する政策などの科目を中心に学び、また、NGOでのリサーチアシスタントのインターンとして働くことで、得た知識の理解を深めています。卒業後の進路はまだ検討中ですが、難民支援、人権に関わる分野で働き、平和の構築に貢献していきたいと考えています。

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